08.10.2026
58YouTube配信の解像度、FPS、ビットレートを選ぶには
配信設定は組み合わせて選びます。解像度は映像の大きさ、FPSはフレームレート、ビットレートは送信するデータ量を決めます。見栄えのよい組み合わせでも、回線の容量を超えたりパソコンに過大な負荷をかけたりすれば、安定した配信にはなりません。まず無理なく維持できる設定を決め、その後で画質を確認しましょう。
ここでは、H.264コーデックを使う通常のYouTube SDR配信を扱います。公式の表ではAV1とH.265に別の値が設定されています。H.264の数値と混ぜたり、別のプラットフォームにそのまま適用したりしないでください。
設定と回線を照らし合わせる
配信を行う予定の環境で、インターネットのアップロード速度を測定します。2026年10月7日に確認したYouTubeの公式表では、H.264の推奨映像ビットレートは次のとおりです。
- 720p、30 FPS — 8 Mbit/s。
- 1080p、30 FPS — 14 Mbit/s。
- 1080p、60 FPS — 17 Mbit/s。
これは特定のコーデックに対する推奨値であり、画質の保証でも、サービス共通の上限でもありません。YouTubeはビットレート制御にCBRを指定し、キーフレーム間隔は2秒を推奨しています。ヘルプに記載されたステレオ音声のビットレートは128 Kbit/sです。
例として、測定したアップロード速度が約10 Mbit/sだったとします。三つの候補では、8 Mbit/sの720p30を試すことができます。残りの二つは、映像だけでこの速度を超えます。また、映像でアップロード帯域を使い切らないようにしてください。音声、制御通信、回線の変動にも余裕が必要です。この例は、選んだ設定を自分の回線が維持できることを保証するものではありません。
OBSで整合するパラメーターを設定する
「設定 → 映像」で出力解像度とFPSを設定します。出力解像度は送信する映像の大きさです。基本キャンバスはソースを配置するために使います。
「設定 → 出力」で配信パラメーターを設定します。選択したH.264エンコーダー、映像ビットレート、CBR、キーフレーム間隔です。表示される項目は、エンコーダーと出力モードによって異なります。単位を確認してください。8 Mbit/sは8000 Kbit/sに相当します。送信データ量を減らすためだけにキャンバスの大きさを変えるのではなく、まず何を解決したいのかを書き出しましょう。
普段の場面をテストする
「限定公開」など、適切な公開範囲を設定して短いテスト配信を用意します。リンクは他の人に転送できることを忘れないでください。話す、音楽やゲームを流す、視点を素早く回す、シーンを切り替えるなど、普段の負荷を再現します。YouTubeの配信管理画面で、配信状態とメッセージを確認してください。
評価には三つの箇所を選びます。インターフェースの小さな文字、動き、そしてカメラを使う場合は顔です。「文字が読みづらい」「視点を回すとブロック状になる」など、具体的な問題を記録してください。「画質が悪い」という大まかな評価だけでは、次の対策が決まりません。
一度に変える値は一つだけにし、同じ場面を繰り返します。現在の組み合わせが不安定なら、負荷の低い設定を試してください。パソコン側だけで問題が起きる場合は、エンコーダーの負荷を別途確認します。うまく動作した設定とテスト結果を保存し、次の試行を把握済みの状態から始められるようにしましょう。
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